きつねダンスとは、野球の球団の1つである「北海道日本ハムファイターズ」(以降日本ハム)の応援のために作られたダンスになります。
最近ではYoutubeを中心とした動画サイトやテレビで有名人が踊っていたこともあり、一躍知名度が急上昇しました。
その名前や踊っている様子を見たことはあるけれど、実際に発祥や誕生の経緯、ここまで人気になったキッカケなどについて知らない方はも多いでしょう。
そこで、こちらの記事では以下のような内容についてご紹介していきます。
・きつねダンスとは何か、その人気について
・きつねダンスの振り付けについて
・きつねダンスの生みの親と生まれた経緯について
こちらの記事を読んで、きつねダンスの存在自体は知っているけれど、詳しくは知らない…という方や、踊ってみたいけれど掘りつけが分からない…という方は、ぜひきつねダンスの全てを知って楽しく踊ってみて下さいね!
●きつねダンスについて
きつねダンスとは、パシフィックリーグに所属する野球球団の一つ「日本ハム」を応援するために作られた応援ダンスになります。
日本ハムの選手たちを応援するために生み出されたこのダンスは、Fighters Girl(ファイターズガール)という球団を応援するためのチアリーダーたちが狐の耳のカチューシャと尻尾を身につけて、試合中に踊るというものです。
実際に踊られる時間は試合中のほんのわずかな時間なものの、その独特かつ引き込まれる音楽と振付によって、大きな話題となりました。
●きつねダンスの元となった曲
元となっている曲はYlvis(イルヴィス)というノルウェーの2人組芸人コンビが歌う楽曲「The Fox」という曲です。
※地域によっては「What Does the Fox Say?」というタイトルで発売されています。
原曲は2013年に発表された曲であり、独特な世界観のPVと頭の中に残る癖のあるメロディや歌詞が人気を集め、大きな話題になりました。
動画サイトにこの曲のPVが公開されてから、約2ヶ月程度で再生数は1億回を突破しました。また、アメリカの人気音楽ランキングである「Billboard Hot 100」では、最大6位の実績を誇るほどの人気の曲です。
きつねダンスが流行した影響もあって、再び原曲の注目度も上がっていっており、2023年3月現在では累計視聴回数11億回まで上り詰めています。
●きつねダンスが誕生した経緯について
それでは、どのような経緯を経てきつねダンスは誕生したのでしょうか。
きつねダンスを発案した人物についてと、きつねダンスが生まれるまでの経緯をご紹介いたします。
・発案者は日本ハムの球団職員 尾暮沙織さん
きつねダンスの生みの親は日本ハムの職員を勤める「尾暮沙織」さんという方です。きつねダンスの人気に伴い、多数のメディアでインタビューを受けています。
ファイティングガールの元メンバーの一人でもあります。
尾暮さんがきつねダンスを生み出したきっかけは、日本ハムのマスコットキャラクターである狐をモチーフとした「フレップ君」のためのパフォーマンスを作ることになったことです。
狐をテーマにした楽曲を使おうということで、尾暮さんは「The Fox」の耳に残るメロディと分かりやすくユーモアのある振り付けを見て、きつねダンスを発案したそうです。
その後、振り付け担当の方に「原曲PVのダンスの振り付けを崩さず、アレンジした真似しやすいものにしてほしい」と依頼した結果、現在のきつねダンスが完成しました。
●きつねダンスのお披露目から人気になるまで
きつねダンスは2022年3月末の試合で初お披露目となり、当時はあまり注目されることはありませんでした。きつねダンスを踊るファイターズガールから「この曲で大丈夫なのか」といった印象を受けていただけでなく、ファンの中にも突然始まったきつねダンスのパフォーマンスに疑問を抱いている方は少なくなかったそうです。
そんな中、人気が急上昇するきっかけとなったのは「俺たちはみんなと踊りたい」というタイトルで、日本ハムの選手達がきつねダンスを踊っている動画が投稿されたのがきっかけになります。(詳しくは以降で説明します)
選手たちが楽しそうに踊っている様子や、踊ることで選手を応援できること、頭に残るメロディとダンスなどがファンの心をひきつけ、徐々に人気になっていきました。
・きつねダンスの人気について
それでは、きつねダンスは実際どれくらい人気なのでしょうか。具体的な実績と併せて、人気についてご紹介していきます。
①テレビや動画サイト、多数のメディアで話題
きつねダンスの影響力は非常に大きく、「現代用語の基礎知識選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」ではベスト10にまで選ばれています。
また、YouTubeやTikTokなどの動画投稿サイトにも様々な人がきつねダンスを踊ってみた動画が投稿されていたり、テレビなどでも芸能人がきつねダンスを踊っている光景が流れています。
実際に、以下のような芸能人がきつねダンスを踊っている画像や動画が公開されています。
・広瀬アリス(女優)
・真飛聖(元宝塚所属、現女優)
・大泉洋(俳優)
球場できつねダンスが踊られる際も、多くの観客達や日本ハムの選手達だけでなく、相手のチームの選手達も楽しそうに踊っている様子が見られます。このことから、振り付けも分かりやすく、多くの人に愛されている知名度の高いダンスと言えるでしょう。
②本家Ylvisとのコラボも実現
きつねダンスが国内で人気沸騰したために、原曲を歌うYlvisとのコラボも実現しています。コラボのきっかけはきつねダンスの発案者である尾暮さんが個人的にTwitterできつねダンスについてDMを送ったことでした。
日本で人気を博している旨を伝えたところ、「来日したい」といった旨の返信が帰ってきたことがきっかけとなり、来日が決定しました。
●きつねダンスの振り付けを学べるコンテンツについて
それでは、きつねダンスを実際に踊ってみたいけれど振り付けがわからない…踊ってみた動画を投稿したいので振り付けを覚えたい!と言う方向けに、振り付けが分かるコンテンツについて紹介していきます。
きつねダンスの振り付けは非常に分かりやすいものであるため、覚えれば老若男女問わず楽しく踊れますよ。
そのため、以下で紹介するコンテンツなどを参考に、きつねダンスの振り付けを覚えて踊ってみてくださいね。
・公式チャンネルで振り付け動画が公開中
【噂のきつねダンス】俺たちはみんなと踊りたい | YouTube 北海道日本ハムファイターズ
日本ハムの公式YouTubeチャンネルでは、日本ハムのマスコットキャラクターであるフレップ君とファイターズガール、日本ハムの人気選手である7名、子どもたちなどがきつねダンスを踊っている動画が公開されています。
2022年に公開されたこちらの動画は、2023年3月現在では570万回まで再生数が到達しています。
余計な文字などもなく、振り付けがしっかりとフルで撮影されているため、こちらを見ながら覚えていくのは一つの手段になります。
また、きつねダンスの人気の火付け役となった動画でもあり、人気選手達が楽しそうに踊っているのが印象的ですね。
・ ダンス公式振り付けBOOK
フレップとファイターズガールがおしえる きつねダンス公式振り付けBOOK | Amazon
また、きつねダンスの振り付けについてまとめられた本も出版されています。
動画だけだと覚えられない…という方には、こちらの本を見ながら一つ一つ振り付けを覚えていくと良いでしょう。
きつねダンスの振り付け以外にも、きつねダンスの誕生までの話や衣装についてなどもまとめられています。
そのため、きつねダンスやダンスを踊るファイターズガールについても詳しく知りたい!と思っている方はこちらを購入してみて下さい。
・ 動画サイトにユーザーが投稿したコンテンツも
日本ハムの公式チャンネルに投稿されている動画以外にも、ユーザーが踊っている動画や振付が分かるように工夫された動画が数多く投稿されています。
そのため、その中から自分に合ったものを見つけて振り付けを勉強するのも一つの手段になります。各種動画サイトで「きつねダンス 振り付け」などのワードで検索して、お好みのコンテンツを探してみてください。
●まとめ
・きつねダンスとは、野球チームの日本ハムを応援するために球団職員によって発案され作られたダンスであり、流行語大賞にノミネートしたほどの人気を誇る
・きつねダンスの原曲はノルウェー人コンビYlvisの「The Fox」という歌であり、依存性の高い歌詞やメロディ、PVなどで世界的に大人気の曲である
・きつねダンスの振り付けは、日本ハム公式YouTubeチャンネルで選手達がきつねダンスを踊っている動画や、ふりつけ本などで詳しく知ることができる
このように、きつねダンスとは日本ハムを応援するために生み出された応援用のダンスになります。
その人気は非常に高く、著名人から一般人まで幅広い層に踊られている様子が公開されています。また、実際に流行語大賞にもノミネートされた実績もあるほどです。
また、YoutubeやTikTokを中心に数多くの踊ってみた動画も公開されています。
自分も踊ってみたい、と思った方向けに日本ハムの公式Youtubeチャンネルには振り付けの分かりやすい動画が公開されています。
また、振り付けが分かる本も発売されているため、もしもきつねダンスに興味がある、踊ってみたいと思っている方は、これらを参考にして振り付けを勉強可能です。
ダンス自体は非常にシンプルな振り付けになっており、分かりやすいため大人から子供まで、簡単に覚えて踊ることもできますよ。
興味を抱いた方は、振り付けを覚えてぜひ楽しく踊ってみて下さいね。